切通し

青柳地区のはずれ、麻績村への経路に、岩山をきりひらいた切通しが二ヶ所あります。「大切通し」道幅3.3m、長さ26m、高さ6m余。天正8年(1580)青柳伊勢守頼長が切り開き、その後更に3回の普請が行われました。岩山の右壁面上部に、その碑文が彫られています。

「是に依て、旅人并に牛馬の往来聊も煩ハしき事なく、野を越え山を越して麻績宿に到る」と善光寺道名所図會には記されています。

江戸時代に庶民の作った百体観音像や馬頭観世音50体ほどが点在していましたが風化してはっきりしないものや、盗難等により紛失してしまったものがあります。

「小切通し」(麻績地区)は道巾3.8m、長さ13m、高さ4.5mです。


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