筑北村てくてくブログ

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上手山通信Vol.1 ~標高800mは極寒の地~


 

みなさんこんにちは。

この度『上手山(わでやま)通信』なるものを始めることにしました☆

この上手山とは、私協力隊青木が暮らしている集落の名前で、標高は800m、人口は8人しかいません。

筑北村に住んで約8ヶ月が経ちますが(以前は山形市に住んでいました)、

友人からは「なんでわざわざ田舎に住むの?」とか「生活に困らない?」などと良く言われています。

僕自身は毎日とてもイキイキ過ごしているのですが、

「実際田舎暮らしってどうなんですか」という質問が結構多いので、それにお答えすべくこの企画をはじめてみました。

田舎に住む若人のなるべくリアルな声をお届けできたらと思います。

 

 

では、まずは僕が住んでいる上手山とはどこにあるのでしょうか?

略図をご覧あれ。

 

そうなんです、JR駅が近いのです(縮尺を入れ忘れましたが、駅から自宅まで直線約2キロ)。

人口が8人しかいない集落と書いたので、相当な僻地を思い描いていたんじゃないでしょうか?

いやいや、自宅から駅まで2キロ弱といったら、首都圏でも随分好立地な方じゃないすか!

しかし実際は、駅から長ーい坂道を登って行かなければならず、夜は街灯もなく真っ暗。

おまけに冬は凍ってツンツルテン、なので一度も歩いて駅まで行ったことはありません。

田舎ではどこへいくのも車なのです。

では駅から出発してみましょう。

 

たまたま電車が通りました。

ゴー。ガタンガタン。ゴッゴ。

 

踏切を抜け、車で走ること7分。

上手山の集落入り口に着きました。

右に見えます民家はKさんご夫婦(ネイティブ)が住んでいます。

アルプスがきれいなんですね、そうです、僕はこのアルプスが見えるということだけでもご機嫌なのです。

 

更に奥へ進むと公民館があります。

 

公民館を抜けてすぐ、僕の家があります。

家賃32,000円。人口8人の集落にしてはチョット値段が高め。

ですが大家さんは工務店でして、何かあると飛んで駆けつけてきてくれます。

入居当初はあれが無いこれが無いと言って、色々と面倒をみていただきました。

 

広い2LDK!

学生時代は4畳半に住んでいた青木にとって、2LDKなどは城に近いです。

簡素な間取り図をご覧あれ。

 

では早速中をお見せします。

ウチは正規の玄関からではなく、窓から入るスタイルです。

入ってそうそうプラスチック段ボールが散乱しています。

これはペラペラのシングルガラスだとあまりにも寒いので、断熱材として、

ホームセンターで大量に購入したのです。

1800×900mmのプラダン、一枚648円。

 

プラダンを窓に貼るとこんなかんじ。

この北側にある居間の、一番左の窓からはアルプスが見えるのです。

 

なので塞ぐのが名残惜しく、申し訳程度にのぞき穴を設けました。

しかし結露でよく見えません。

 

こんなのを貼って効果があるのかといいますと、

正直格段に断熱性能が上がったというわけではありません。

ですが、やはりあるとないとじゃ大違いです(と思うようにしています)。

そもそも一万円そこらで部屋をぽかぽかにしようなんて図々しいのです。

ですが見てください!サッシが凍っています。

標高800m恐るべし!

 

この日上手山は朝-7℃。

寒いともう何もやる気が起きません。

写真から朝の慌ただしが見てとれます。

 

勘のいい方はお気づきでしょうか、コタツの中には敷布団がちゃんと敷かれているのです。

そうなんです、あまりに寒いので僕はたまにコタツで寝るのです。

この日の前日は夜中2時に急に眼が覚め、トイレに行った帰りにうっかりコタツで寝てしまいました。

寝室はこんな感じ。

チョー寒いっす。

 

こちらがダイニング。

あまり使わないですね。

縁側を挟んでいるので日当たりが悪いのです。

 

机の上には2日前に作った鍋の残りがありました。

12月後半、日中も室内は冷蔵庫より冷えるので、そのまま放置でOKです。

帰ったら温めて飲もうと思います。

 

同じように、こちらは野菜置き場です。

 

 

ざっと我が家を案内させていただきました。

寒い寒いとばかし言ってしまったのですが、その分コタツやストーブのありがたさが身に沁みます。

寝室も、電気毛布を寝る10分前につけておくだけで、布団に入る瞬間は何とも言えぬありがたさを感じます。

ですので僕は冬が好きだし、ここが好きなんです。

まずは現実をということでご紹介しましたが、田舎のさらなる魅力については次回号でお送りしたいと思います。

 

 

今後も上手山通信を宜しくお願い致します。

筑北村役場 地域おこし協力隊 青木陽太郎

 

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