筑北村てくてくブログ

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上手山通信Vol.13 ネズミの吉田くん 〜天井から地上へ〜


※今回は天井裏のハツカネズミちゃんと、我が家の浴室が出てきます。

ご飯中は見ないほうがいいかもです。

最近は帰ったらとりあえずビールを一本やるのが日課に。

「今日は新玉ねぎがあるからカレーにしよう」

「そんで明日の弁当もカレーでいいや」

そんなことを横になりながら考え、キッチンに向かいました。

気持ちを切り替えて、まずはお皿洗いをしようと、おろしたての洗剤をスポンジにつけて。

「ふふふーん♪」

気分が乗って鼻歌なんか歌っちゃったり。

そんな時!

廊下に何かが走ったのが見えました。

狩りの本能ってやつでしょうか。

俊敏に自身の中に眠っていた感知センサーが反応したのです。

なんと廊下にネズミがいるではありませんか!

思わずギョッとなって思考停止。

10秒くらい静止して「これはただ事ではない」と洗い物を中断。

ネズミの捕獲にかかりました。

苦労の末なんとか風呂場に追い立てました。

こいつです!

にくらs・・・・かわい〜。

思えば上手山に住んでから天井で何かバタバタしているのは知っていました。

隣の福田さんと「何か天井に住んでるんすよね〜」「あぁうちもなんす〜」

とかいってたまに談笑しているのですが、どうやら話題の渦中はこいつらしいのです。

ただでさえ人が少ない集落なので、「賑やかでいいわ」と当時は気楽に考えていました。

しかし自分の居住スペースに唐突に登場されると、やはりギョッとしますね。

そんな前提と、

折角人が気持ち良くカレーを作ろうとしていた時に、気分を損ねられた怒りがあいまって、

僕は少し取り乱してしまいました。

風呂場のドアを閉め、ネズミと2人。

イソップ童話でもしこんなシーンがあったら、

「ネズミさんネズミさん、あなたはここで何をしているの?」

と聞くのでしょうか。

とりあえず写真を撮る。

ブログのネタになってくれてありがとう!

苦労の末、四隅に追いやり洗濯カゴに捕獲。

ネズミって本当にすばしっこいんですね。

しかも謎のジャンプ力。

お前魚か!と思ってしまうほどぴょんぴょん跳ねました。

捕獲はしたもののどうしよう。

とりあえず風呂場を後にして僕はタバコにゆっくり火をつけました

5分ほどして戻ると、まぁ案の定ですね。

逃げられました!

空になった洗濯カゴを見つめ、

まだ周りにいるのではないかと周囲を見回しましたが、

とうとう見つかりませんでした。

「たかがネズミじゃないか」

いえいえ、なんでもネズミは人間を噛むらしいのです。

朝起きたら顔が血だらけだったなんて話を読んだことがあるもんですから、

一刻もはやく平和に戻りたいものです。

今回は逃してしまいましたが、

次回はタダじゃおかないゾ。

そんな次回作の予感も込めてネズミには吉田くんという名前をつけてやりました。

ちなみに押入れの四隅に開けられたこの穴、

絶対吉田の仕業ですね。

覚えてやがれ!

協力隊あおき

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