上手山通信Vol.15 〜たのしく行こうぜ〜
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副題の「たのしく行こうぜ」はもはや内容に関係がありません。
15回も書いていると副題も煮詰まってくるのです。
ま、いいか。たのしく行こうぜ!
お隣に住む木工作家の福田さん。
ささなき道具店という屋号で木のスプーンやフォークを作っています(もう何度も同じことを書きましたが)。
この方は「人に気をつかわずのびのび作業がしてー」ということでこんな田舎に来ました。
村には仕事が少ないのですが、
作家さんなど『手に職がある人』にしてみたら、田舎は最高の制作場所だと思います。
街中だと「機械の音がウルセー」と文句をいう人がいるそうです。
その点この集落は音が出し放題。
僕も夜中タイコを鳴らしたりしているくらいですから。
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「あち〜」
「今日はやばいっす」
この日は日中35℃、標高800mのここですらこんなに暑いのだ!
(夜になればひんやり)
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アイスをおもむろにほおばります。
僕も一個恵んでいただきました←スイカバー
ここ筑北村はどこに行っても山、山、山。
だからたくさんの畑もあるし田んぼもある。
そんな典型的な田舎なんす。
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ちなみにこの集落では僕以外みんな畑や田んぼをしています。
そんなわけでいつも野菜をお恵みいただいています。
この日もいきなり来たのにズッキーニをいただいてしまいました。
ガサガサっ。
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ポキッ。
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あ!
折れちゃった。笑
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「田舎に来てゆっくりしたい」
僕は常にそう思っているし、
移住者の方もそれを夢見て田舎に来ているのだと思っていました。
しかし、田舎に来たら来たで忙しい。これが事実のようです。
休みの日遅くまで寝てる人なんて僕ぐらいじゃね?
って思うぐらい田舎の方はよく働いています。
ちょっとでも時間があれば草刈りやら田んぼやら。
もう感心感心。
数年後は自分もやらなくちゃ!(定住するし)
でもズク(根性)のない僕にできるのかな?
自信ねー。
上に少し登るとKさんの畑があります。
パッと遠くを見ると大家さんが草刈りをしていました。
田舎の人は草刈りにとても敏感です。
ちょっとの雑草が生えていようものなら、ここぞとばかりにビーバーで草を刈るのです。
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というのも、人間が草を刈らないと動物や虫たちが身を隠せる場所ができてしまうのです。
最近クマちゃんが山から下りて、人里に出てくるなんてニュースをよく見ますが、
それは山を人間が管理できなくなった証拠でもあると思っています。
それだけ町の裏山などは今動物の住処になっているのではないでしょうか。
つまり、何がいいたいかというと草刈りは大事。
ということなんす。(あくまで勝手な僕の憶測にすぎませんが)
そんな田舎の習慣とは対極的に、この集落では有機農業をやっている方もいます。
自然と共存させ、無農薬で作る野菜たち。
びっくりするくらい美味しいんですこれがまた。(というか村内の野菜まじでウマい)
野菜を見せてもらったら、すげー大きなキャベツをいただきました。
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キュウリをのせてみると、その大きさは一目瞭然。
キュウリが赤子のようです。
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土の栄養がありすぎるんでしょうか?
果物のように甘みのあるキャベツでした!
このキャベツをどう料理してやろうか。
最近は毎日そればっか考えています(なんせ一人だと減らない)。
おわり
協力隊あおき