晴れときどき松場通信Vol.4〜 北側の寒い部屋/その3〜
8月18日。
休日にも関わらず、トントンと響き渡る大工音。
ついに壁塗りを終えた青木。
(前回の内容はこちらからどうぞ)
その経過はあまりにも地味だったため、少し割愛するとして、
着々と住める状態になっているお部屋にひたすら自己満足をしていました。
「自分でやればタダ」という言葉を信念に、
お盆返上で改修作業に取りかかっていたのです。
この日、ついにフローリングを貼ることに。
チョイスした床材は檜(ひのき)さん。
檜のフローリング、実はずっと憧れていたのです。
何故ならば、
匂いよし、肌触りよし、そして湿気につよし君。
この三拍子が揃っているからです。
ただお値段がチョット高いですがね。
ざっと計算して6畳で4万円くらいでしょうか。
え!4万円!?
高いけれど安い!
人件費はタダなので、『原価』と思ってしまえば、まぁ苦にはなりません。
一心不乱に貼り続けること数時間・・・。
ついにここまで来ました。
(ザワザワ)
残すところは壁に接する端の部分。
微妙な隙間部分。
しかしここでアクシデントが発生!
なんと買ってきた床材がここで終わってしまったのです。
8枚セットで売っているので、
わざわざあと1枚半くらいの隙間を埋めるために、
6650円払うのは絶対に嫌なのです。
考えること数分、端材を詰めようということになり、
材料の切り出しをすることにしました。
とは言っても小さな端材、電気のこぎりで削るには少し小さすぎるサイズです。
そこで このブログでは何度も登場しています、
上手山の木工作家さんのお宅に行って工具を借りることにしました。
アポなしで夜6時に行ったため、
まだご本人は作業中でしたが、なんとか無理を言ってお借りすることに成功。
おかげで完璧な製材ができました。
明日が待ちどしい青木は、夜9時にも関わらず、松場に戻り作業を再開。
集落では新参者なので、あまり大きな音も出せず、
ひっそりと作業を遂行。
早速はめてみます。
ん・・・?
ぴったりすぎて納まらない。
完璧すぎる採寸ゆえのプチ事件。
しかし青木は賢いので「面取り」をすることに気づきます。
小刀を取り出ししゃしゃっと裏の角を削ったのです。
そうすればほ〜らピッタリ!
kimochiiiiii!
そんな調子で一人夜な夜なパズルをはめていきました。
いよいよ最後のパーツです。
カシャーン!
ピタッ。
めでたしめでたし。
・・・とここまで書いたのですが、
ただの改修自慢みたいなコーナーになってしまいました。
・・・そんなつもりはなかったのですが、まぁいいですかね。
「筑北村というちいさな村から若者がなんか頑張っている」的な解釈をしていただければ幸いでございます。
とりあえず12月現在、この部屋で無事快適に暮らしております。
次号は地域の紹介をしたいと思いますので、お楽しみに☆。
執筆者:筑北村 地域おこし協力隊 青木