松場通信Vol.18 〜知らなかった〜
5月21日。
田んぼに水が張られ、わが村ではほとんどの家が田植えを終えました。
うちの前にある田んぼにも気がつけば稲が植えられ、
夜はそれこそカエルを始めとする田んぼの主たちがずっと会議をして騒がしいです。
「ぐえー」「ぐぅわっ」「げぇげぇ」と、一体何百匹いるのやら。
この音量どれくらいかというと、
電車がちょっと遠くを、ずっと走っているようなくらいの音量です。
慣れればとても居心地がよく、まさに自然のララバイ。
熟睡のための近道は、ずばりこのカエルの音を聞くこと。
この音量をいいことに、
最近では夜の11時でも家で大工作業をできることを発見しました。
カエルの合唱VS 家に響く大工音=かき消される(多分)
さてさて、みてください僕の畑。
ついにジャガイモの芽が出ました。
こちら種芋を植えてから50日目の写真です。
いや〜、まさか本当に芽が出るとは思っていなかったので、
嬉しさを通り越して「あんたらすげーな」と思いました。
だって本当に何もわからずにただ植えただけだったんでね。
きっと読者のみなさんも「あ〜これだから素人は」と思っていたにちがいありません。
思っていた以上に生命力は強いですね。
ただ、これに実が付いているかどうかはまた別問題。
そして春菊も小さいながらも、
春菊を春菊たらしめる容姿でニョキッと登場。
すでにうまそう。
ついでに500円で買った100本のネギの苗たちも、
ちゃっかり土に根を張っていました。
え?まわりが草だらけじゃないかって??
そうなんすよ、
こいつら(雑草)いくらでも生えてきやがります。
マルチシートをかける理由が今やっとわかりました。
それはつまり、いってしまえばズボンのチャックのようなもので、
必要な部分だけ出せるようになっていて、
都合の悪い部分はきっちりしまえるというものなのです。
(要はマルチシートは防草シートとしての役割だったと気づいたわけです)
ところでこの葱坊主。
どんどんでかくなってきやがりまして、
「はてどうしたらいいんじゃの〜」とのんきに考えること2週間。
考えてもわからないし、なぜだかネット検索する気すらおきず、
役場の先輩に聞いてみました。
「あの〜、ネギを植えたんすが、あの葱坊主ができるじゃないっすか、あれどうしたらいいんですか?」
「あぁ、あれは切るんです」
え!
正解は、なんと「切る」だそう。
理由は簡単「花に栄養がいってしまうから」。
なるほどね。
いや、でも知らんよ普通。
早速切ってみます。
あらすっきり!!
なかなかの男前になりました。
この葱坊主、開花前は食えるとのことだったので、今日の味噌汁にします。
ということで、
今回のポイントのおさらいをしましょう。
①葱坊主は切ろう
②マルチはケチらず敷こう
でした。
※僕は農業はスーパー素人なので、独学でやっています。
どうぞ参考になさらないように。
ところで、車を走らせていると、葱坊主を咲かせた「野良ネギ」がいましたのでパシャり。
執筆者:筑北村 地域おこし協力隊 青木陽太郎