【ちくほく★山おんな日記】ダブルザックで階段作り~四阿屋山中村ルート編~
高越「ダブルストックちゃうで!!ダブルザックやで!!!」
えなみ「ぶんぶんぶんぶんぶーーんぶんぶんぶんぶん」
山女日記パート3は、気合いを入れねばなりません。
だって今回は、四阿屋山登山道の階段作りなのだから・・・・・
ピコン スマホが鳴る。
指令だ。
隊長「明日は、中村口上部の急登に階段をつけ、午後は漸々に下りながら倒木処理。持ち物はハンマー、しの、番線カッター」
えなみ「しの!しのってなんだ!昔、クラスに志乃ちゃんていたな」
高越「わかんないからハンマー3種類持ってく」
えなみ「・・・!!!!」
当日は、四阿屋山刈谷沢口集合。
まずハンマーを選ぶ。特大、大、大。
どれもこれも、めちゃくちゃ重い・・
高越「うーん、どれにする?」
えなみ「一個がいい。こんな重いの持って登りたくないねん」
高越「大きいやつ」
えなみ「これやな!!ぶんぶんぶんぶーーーーーーんぶんぶん」
めちゃくちゃ重い・・
でも、担いで登るならこの一本か・・大は小を兼ねるっていうし、良いだろう。
準備運動をして隊長達を待つ。
一台の軽トラが到着し、隊長と先生が降り立つ。
隊長「その特大ハンマーだと、木の杭が折れちゃうよ」
む!!!!!!!!!!
隊長「大のハンマー2つ持っていって」
む、むむむー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
こういうことね
いざ、出陣!
一つ4キロ、ハンマーだけで計8キロ・・・くぅぅぅ
だけどそんな事言ってられない・・だって
隊長さすがだなぁ・・
先生は、ワイヤーを持ってるな・・
ねぇさんは・・
む!!
ザックonザック!!
高越「ダブルストックちゃうで。ダブルザックやで」
さぁ、どんどん登っていきます。
すると道の真ん中に一本の木が。
隊長「この重り背負ってると、この木一本も邪魔なんだよね、でも、これが初心者の目、一歩なんだよね」
隊長さすが・・深い・・・・
どけましょう。
四阿屋山は、初心者の方でも登りやすい山です。
しかし、急登なところもあります、ひいひい言ってしまう急登。
そ・こ・に!!!
今回は、階段をつけるのです!!!
隊長「ここだね。果てしないよー!!ステップ全部つけたい」
えなみ「下りの時、止まらない坂のところだ」
先生が早速、作業に取り掛かります。
階段一段目!
あっというまにステップ1段が出来上がりました。
先生の真似をしてやってみましょう。
こうやって。こうやって。木をそわして。こうやって。
こんにゃろーと叩いて、クイを打ち込んで。とにかく打つ。
高越「何かどんどん杭があっちの方いっちゃう・・離れてく」
えなみ「きぃぃぃぃぃぃぃぃぃ」
先生「・・・・。・・・反対から叩けば、戻ってくるよ」
えなこし「・・・!!!!!!!」
打ち込んだら、シノを使ってワイヤーで杭を固定します。
ワイヤーを二重にして、ぐるっと回してシノを差し込んで、回して締めていきます。
えな「えなみこれ得意や」
高越「シノの女やな」
えなみ「せや」
えなみ「こうやってな。こうや!」
高越「ワイヤーはまかせてや」
えなみ「ワイヤーの女やな」
二人の合作、上手にできました!
皆で作り上げ、何もなかった急登の坂に、ステップが見事つきました!!!
おーーーーーーーパチパチパチパチ
この後、もう一つの急登場所へ移動し、同じ作業を繰り返して、階段を設置!
とっくにお昼の鐘は鳴っており、腹ペコだーとお昼BBQをすべき展望場所を目指します。
ふっふっふ
ふっふっふっふ
今日はね、BBQなんですよ。
さぁさぁさぁ
持ち寄りのお肉の発表です!!!!!!!!
隊長「ハクビシン」
えなみ「ハクビシン」
一同「・・・・・・・・・!!!!!!!」
各自自分で解体してきたハクビシンです。
うむ。
一同「うまい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
昼食の後は、整備をしながら坂井側漸々の登山口に下りていき、次の日は滑車を使って大木の処理もしました。
先生さすがです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
コロナウイルス感染拡大防止のため、登山道入口にもバリケードをしていましたが、
そのバリケードも取れて、登山ができるようになりました。
夏の四阿屋山、楽しんで頂けたらと思います。(階段見てね!!)
えなみ