おおたけの果てしないたわごとVol.21~おおたけ米、はぜかけプロ集団に最後の最後までお世話になるの回~
9月に入り、はぜかけのシーズンを迎えました。
今年はコロナの影響もあって、県外から応援を呼ぶことも出来なかったので…
ちくほく&麻績メンバーではぜかけをしました。
はぜかけ当日、小雨が降っていましたが決行!
足場を組み立てる人、はぜかけをする人、バインダーで刈っていく人。
分担してせっせと進めていきます。
T子監督も手伝ってくれました。
午前中のうちになんとかおおたけ米のはぜかけは完了。
そして場所を移動して、協力隊市川隊員の田んぼもはぜかけ!!
2条刈りのバインダーをはじめて運転しました。
さすが2条刈り、はやーい!
そしてこちらも順調にはぜかけが終わって終了。
終わったと同時に雨足も強くなり、ちょうどよかった…
無事終わってよかった。
しかしながら、おおたけ米のはぜかけ話はここで終わりません。笑
ホッとするのも束の間、T子監督から一本の電話。
『はぜが倒れそうだで、一回見に行ったほうがいい。』
『ほんとですか!!?すぐ行きます。』
元々一箇所、木の棒が斜めになっている箇所があり、そこが倒れそうになっていました。
足場を補強して、なんとか大丈夫そうだろうということになり、一旦撤収。
その後、夕方17時。
役場のH香さんから着信があり。なんとなくいやな予感…
H香さんの自宅は、おおたけ田んぼのすぐ近く。
このいやな予感は的中しました。
『おおたけさん、はぜが倒れてるってお母さんから連絡きたよ!』
『すぐ行きます!!』
本日2回めの『すぐ行きます!!』笑
田んぼに駆けつけると…
うわぁぁ・・・・
おおたけ米、全員きれいに座っていました。
H香さんのお母さんがすぐに軽トラで新しい足場と長いはぜ棒を積んで駆けつけてくれました。
そのまま新しい足場を隣で組み立てて、移していくことになり、気づけば駆けつけてくれた方々総勢7人。
このときすでに時計の針は17時を回り、日が暮れる前にとはぜかけプロ集団お力のもと…
30分ばかりの時間で、あっという間にかけ終わりました…
はぜかけプロ集団にかかると、はぜかけもぴしーーーーっと真っ直ぐに。
ちなみにこちらは素人集団がやったはぜかけ。
この歴然の差
今回のこの失敗からいろいろ学ぶことも多かったです。
土台となる足場はきちんと正三角形に。
足元は切った稲の根に沿わせることで、雨でぬかるんでも支えとなることや…
3本一気に結ぶと力が弱まるので、2本で結んできっちりと。
他にも各家庭でやり方があることも教えてもらい、とても勉強になりました。
おじいちゃんおばあちゃん、お父さんお母さん、こどもたち、親戚のひと…
はぜかけの季節になると家族総出で手伝い、自分たちで食べるお米は自分たちでつくるという毎年の風景が今年も終わりを迎えようとしています。
決してひとりでは出来なかったはぜかけ米。
あともう少しで、食べることができそうです。
来年は今年の反省をいかして、またお米づくりを楽しみたいと思います。
おおたけの果てしないたわごと~協力隊2年目活動日記~