松場通信Vol.13 〜アオキ想い出に浸る〜
去年が懐かしい。
僕は言葉通りのずく無し(※)野郎なので、
写真フォルダには意味もなく撮った写真が、
全く陽の目を浴びずに残っています。
※長野の方言。根性がない/なまけもの などという意味で使われる。
今の時代はスマホひとつあれば「撮る」ことにはもうほぼ不十分しません。
「いかに整理するか」という時代が来ているようです。
そういった背景から、
今回は写真の供養をしつつ、
良さげなものを日常の「想い出」としてご紹介しようと思います。
①「ナガシの昇格」
あぁそうだった。
彼の名前はナガシ。
外にずっと傾いて置かれていたやつです。
それをとりあえず中の台所に招いて使ってみたのでした。
元々あった既存の流しは、
正直掃除して使えるようなレベルではなかったので、
いまでも納屋に眠っています。
南無阿弥。南無阿弥。
②「恐怖水シャワー」
ナガシが台所に来て間もなく。
彼の最初のお仕事は、
蛇口から繋がれたホースを下から眺めるというものでした。
なぜそんなことをしたのかというと、
引越し当初は(2ヶ月弱)、
浴室のボイラー/蛇口/シャワーノズルが全て壊れていたため風呂が使えず、
近くの温泉に通っていたのです 。
しかし、「水でいいじゃん」という発案から、
水シャワーを試してみたんす。
結果9月にもかかわらず「激さむ」。
身体が震えました。
お湯のありがたさを身に沁みさせた出来事でした。
③「鴨のたまご」
鴨のたまごを分けていただきました。
普通のたまごに比べると、一回り大きいんですよね。
しかしあろうことかこの貴重なたまごを手を滑らせ、机に着陸。
幸いなことに大破しなかったので、そっとすくって目玉焼きにしました。
シカチャーシューに鴨のたまご。
この異国感。
なんだか森と湖って「カナダ」ですよね。
④「嗚呼うどん」
これは妻と上田(隣の市)に行く道中に、
「ここのうどん屋に行きたい」といつも言われていた『坂のうえ』。
知る人ぞ知る、隠れた名店で、
名前の通り本当に坂の上にあります。
冬季休業中だったのが、三月の初旬にやっとオープンしたのです。
念願の鍋焼きうどんを前にし、ちょっと感動。
こちらのうどん、コシがしっかりとしています。
⑤「パワースポット」
これは残念ながら村外で撮った写真なんすが、
パワースポットがありました。
それも旗を掲げて笑。
普通、パワースポットってもう少し厳かな雰囲気があるところではないの?
これでは鬼退治にいく桃太郎のようジャン!
ゲームとかでも、後々ストーリーの終盤に
「なんと!ここがあのパワースポットだったのか」ってなるやつでしょ。
何よこの最初からゴールが見えちゃってる感じ。
それはそれでいいとして、こういう旗が売っていることに感激。
これならもしも近場にご利益のあるパワースポットが突如発生しても、柔軟に対応ができますね。
しかしこの旗のチェーン店感よ。
「はいこちらパワースポット上田2号店です」って電話したら答えそうジャン。
⑥「ふきのとう」
去年とりそびれたふきのとう。
今年は何とか思い出すことができ、
収穫できました!!
小さいものはてんぷらに、
大きいものは刻んでふきみそにしました。
執筆者:筑北村 地域おこし協力隊 青木陽太郎