山頂で調子に乗って文化祭報告レポ
2018年10月13日
この日「姨捨伝説」や「田毎の月」で知られる名山、
冠着山(またの名を姨捨山)にて、文化祭を行いました。
その名も「山頂で調子に乗って文化祭」
で、見てくださいこの賑わいっぷり。
本当にここは山頂なのでしょうか。
みなさん「ちょっとコンビニにアイスを買いに来ました〜」的なテンションで続々登頂。
イベントタイトルの通り、主催者の鼻が伸びっぱなしの、嬉しい結果となりました。
そもそもなぜ調子に乗っているかというと、
前回の「山頂で意地でも文化祭」が思いのほか好評だったからなのです。
「は?意地でも?調子に乗って?訳分からん」という方に、
少しややこしいですが整理するとこうです。
そう、ふざけているようで、実はきちんとした物語が背景にあったのです。
そんなこんなでとりあえず、報告レポを書きました。
ぜひ最後までご覧ください!
(この日の企画の趣旨は、
山頂本屋さんの杣BOOKsの横で、
私協力隊の青木が芋煮を振舞う。
それに便乗してじゃんじゃん出店してくださいというような内容でした)
詳しく知りたい方は、この日のイベントページを見てね!
▶︎6:05
よりによってこの日は、月に1度しかないプラスチックとダンボールのゴミ収集日。
これを逃すとゴミが部屋に溜まるので、主催である私「芋煮くん」は、
芋煮の下ごしらえをしながら、その傍らでゴミをまとめるという多忙な作業を朝からこなしていたのでした。
我ながら「ゴミも捨てれて芋煮も作れる多才な男」だったと実感。
▶︎10:02
事前に準備していたポスターを登山口に掲げ、
「いざ、参らん」
共催である「杣くん」と山頂を目指します。
今更ながら、この山頂文化祭では、出店者は山頂まで荷物を担いでいかなければいけません。
その荷物が重ければ重いほど「あぁ俺は何やってんだ」とバカバカしくなる、という仕組みなのです笑。
常にユーモアとは身体を張ってナンボなのです。
重い重い芋煮の具材も、そう考えれば少し軽くなったり・・・
そんな訳なくチョー重いのでした(推定15キロ)。
▶︎10:19
気づけば雲もほとんど消え、木々の間からチラチラと木漏れ日が!
本棚を背負う杣くん。
この人の本業は林業。
普段は道無き山を歩き回っているので、こなれたものです。
▶︎10:35
山頂到着!スバラシーお天気になっていました。
遠くの景色も見渡せて、なんとも気分上々。
赤い服をまとったこの方は、なんと山梨県から参戦「喫茶くつろーぐ」。
片道数時間かけて、コーヒーを出店しに来てくれたのです。
丁寧に焙煎して入れてくれるコーヒー。
早速買わせていただきました。
「ずずず・・・・むっ!」
こ、これはうまい。
その道30年(記憶が正しければ)という、豆からは重厚な香りと文化の匂いがしました。
山頂でこんなマイウーなコーヒーを飲めるなんて、かなり感激。
▶︎10:50
「杣くん」は開店準備、「芋煮くん」は仕込みに。
▶︎11:00
いよいよ文化祭スタート!
手織りのマフラーを販売する村内の出店者、「織り婆」も登頂。
はじめに出店連絡をいただいたときはとても嬉しかったのですが、
正直「売れるのかな」と勝手に心配していました。
しかしそのハイクオリティとグッドバリューに魅せられ、購入者続々。
筆者も欲しくて買ってしまいました。
▶︎11:50
出ました!山頂名物「名刺交換」。
今回その瞬間をパシャり。
▶︎12:05
差し入れで秋の果物をいただきました。
その横では出店者の「藁くん」がお昼ご飯を作っていました。
鍋焼きうどんです。
▶︎12:17
2杯目の芋煮づくり。
里芋、こんにゃく、ねぎ、ごぼう、豚を、めんつゆと砂糖と酒で煮込むという山形県のソウルフードです。
振る舞いも盛況。
▶︎12:20
出店者がさらに登頂。
こちらは松本市からお越しの「光佳染織」さん
素敵なブックカバーなどを販売していただきました。
▶︎12:25
「藁くん」はご飯を終え、クリスマスに向けたリースづくりに励みます。
この「藁くん」、実は里芋が苦手ということで、
芋煮ではなく「煮」を食べていただきました。
▶︎12:50
かぼちゃでハロウィンの飾り物を作る「やまのぱんだ」。
パンダの被り物をしながら山を登り、山岳テントを張り、クッキーを振る舞いながら山地図を広げてアルプスルートの情報交換、傍らでかぼちゃも彫るという、
一体何屋なのか分からない出店笑。
この人は筆者と同じ協力隊の榎並さんでした!
ジャック・オー・ランタン、初めて見ましたが、すげーですね。
▶︎13:00
イベントは終盤に。
ギターを背負って来てくれた人もいました。
やっぱり音楽はいいですね。
▶︎13:50
芋煮のしめはカレーうどん。
みんなで鍋を囲んでフィナーレを迎えました。
めでたしめでたし。
参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
主催:杣BOOKS、筑北村地域おこし協力隊
執筆者:芋煮くん(あおき)