筑北村てくてくブログ

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松場通信Vol.18 〜知らなかった〜

5月21日。

田んぼに水が張られ、わが村ではほとんどの家が田植えを終えました。

うちの前にある田んぼにも気がつけば稲が植えられ、

夜はそれこそカエルを始めとする田んぼの主たちがずっと会議をして騒がしいです。

「ぐえー」「ぐぅわっ」「げぇげぇ」と、一体何百匹いるのやら。

この音量どれくらいかというと、

電車がちょっと遠くを、ずっと走っているようなくらいの音量です

慣れればとても居心地がよく、まさに自然のララバイ。

熟睡のための近道は、ずばりこのカエルの音を聞くこと。

 

この音量をいいことに、

最近では夜の11時でも家で大工作業をできることを発見しました。

カエルの合唱VS 家に響く大工音=かき消される(多分)

 

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松場通信Vol.17 〜雑草かと思ったら『セリ』でした〜

GW中は私用でまるまる家を空けていた青木家でした。

帰るなり草がぼーぼーでボーゼンとしました。

しかもなんだかうちの周りの草だけやけによそより背丈が高いのです。

長靴なんか埋もれるくらいに生えやがっています。

これは皮肉なことに、

「日当たりがいい場所なので、すくすくと雑草も伸びたのではないか」という仮説を生みました。

只今、これが事実かどうか、松場青年地学研究会(会員数1名)で検証をしております。

そんなわけで、

去年渋って買った刈り払い機が役に立つ時がきました(写真撮り忘れました)。

この家は母屋と納屋の外構に加え、畑まであるので、草刈りだけでも正直しんどいです。

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松場通信Vol.16 〜ネギを植える〜

 

 

さて、畑を始めたと少しいい気になっているものの、

まだジャガイモと春菊しか植えておりません。

正直何を植えたらいいのか毎日悩みまくっているのです。

あと、やはり僕に畑は向いていない気がしました。

だってやっている最中「だりー」とか思っちゃうんですもん。

おいおい、我ながらこんなんでどうするねん。

 

そもそも僕は何のために畑をやっているのかと言いますと、

「自分で作れば安く済むかな〜」というのが一番の理由であります。

つまり僕にとって「安心安全の野菜」は二の次なのです(もちろん興味はあるのですが、今はそんな余裕がありません)。

まずは「食うこと」

その「食う」を自分で極力賄いたい(家計のために)。

これが僕の畑を始めることになった原動力なんす。

 

しかしその原動力とは裏腹にのんびりな僕。

そりゃあ楽しみながらやらなければ続かないっすからね。

なので、あまり「やらなきゃ、やらなきゃ」と焦らないようにしているのです。

 

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松場通信Vol.15 〜早すぎた種まき〜

4月7日。同じ集落の方にバッタリと合って、すこし世間話をしました。

畑をはじめるんだと言うと「ほ〜!畑もやるだか?たいしたもんだ」と褒めてくれました。

一方でじゃがいもを植えたと言ったら「もう植えただか?はやくねぇか?仕事がはえーな、おい」

と言われました。

たしかにじゃがいもを植えたのは3月31日。

その時期から周りの畑を注意深く観察していましたが、

それらしいふるまいが見受けられませんでした。

 

種まき時期など地域の人に聞いたら早いんですが、

折角の農業筆下ろし。

自分でできる範囲の情報は自分で集めたかったのです。

ほら、先に答えを知っているとつまらないじゃないすか。

後々のこういう会話で答え合わせをするんです。

とにかくこの地域では、じゃがいもは蒔くのに早すぎたようです。

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松場通信Vol.14 〜畑をはじめました〜

新しい元号が発表され、桜の開花時期も近づき、

私事ですが地域おこし協力隊の任期も最終年度を迎えました。

 

そしてこの度青木は・・・・・・

畑をはじめることにしました。

ご近所の方のご好意で家の前の畑を使わせていただけることになったのです。

 

家もみつけて、畑もはじめることになるとは・・・

もういよいよという感じがします(何がだろう?)。

そもそもの田舎への引っ越しを考えるきっかけとなったのは、

野菜を自分でつくりてーというのも理由にありました。

ですが来たてはあれこれ言い訳をしてやらなかったので、

ついにこの瞬間(トキ)が来てしまいました。

(どきどき)

 

そんなこんなで家の前に広がるこの畑。

HUGE。

↑フゲではありません。ヒュージと読みます。

(巨大)という意味を持つアメリカ語ですが、

言葉通り広すぎ。

畑は〜ひろいな〜おおきいぃな〜♪

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松場通信Vol.13 〜アオキ想い出に浸る〜

去年が懐かしい。

上手山通信Vol.9 ~私の1枚~

僕は言葉通りのずく無し(※)野郎なので、

写真フォルダには意味もなく撮った写真が、

全く陽の目を浴びずに残っています。

※長野の方言。根性がない/なまけもの などという意味で使われる。

 

今の時代はスマホひとつあれば「撮る」ことにはもうほぼ不十分しません。

「いかに整理するか」という時代が来ているようです。

そういった背景から、

今回は写真の供養をしつつ、

良さげなものを日常の「想い出」としてご紹介しようと思います。

 

①「ナガシの昇格」

あぁそうだった。

彼の名前はナガシ。

外にずっと傾いて置かれていたやつです。

それをとりあえず中の台所に招いて使ってみたのでした。

元々あった既存の流しは、

正直掃除して使えるようなレベルではなかったので、

いまでも納屋に眠っています。

南無阿弥。南無阿弥。

 

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松場通信Vol.12 〜ついにこの日が“走れ!田舎のベンツ”〜

チキンラーメン。

朝ドラ「まんぷく」の影響です。

普段朝ドラは観ないのですが、

個人的にラーメンが大好きなのと、

安藤サクラが単純に好きという理由から、

この朝ドラだけチョットひいきにしています。

 

ずずず。

「あ〜これはチキンラーメンだなぁ」

「おいしいなぁ」

・・・・・・。

 

なんの脈絡もありませんが、

僕には上田に住むマブダチがいます。

彼の名前はインディア山瀬(仮名)。

その山瀬のお父さんが軽トラを手放すからということで・・・

5万園で軽トラをお譲りいただきました。

(ああああ!)

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松場通信Vol.11 〜シカニクの調理研究その2〜

2月の週末、新潟と仙台からはるばる友達が来たので、村内をちょこっと案内しました。

ちょうど晴れていてたので東山へ。

このブログを愛読されている方からすると「うわ、また出た〜」と思われる、

北アルプスがすごく良く見える場所です。

何がそんなにいいのかという疑問がありましたら、

是非写真ではなく、実物を観にいらしてください。

(晴れてりゃいいっすが)

「お」と声を漏らすこと間違いなし。

実際僕もここに来てこんな雄大な山々を見るまでは「山なんてみんな一緒」と思っていたのですから。

 

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松場通信Vol.10 〜シカニクの調理研究〜

村内のやさしい方にシカニクを分けていただきました。

シカニクとは名前の通り鹿の肉です。

なぜあんたはカタカナで書くのかと申しますと、

豚肉、牛肉のように日常で馴染みがなかったもので、どうも緊張してしまうのです。

緊張するとどうしてカタカナなのかと申しますと、

それは僕も良く知りません。

多分3キロは超えているのではなかろうか。

 

ずしっと重く、当分肉には困らないでしょう。

「おニク♪おニク♪おニク♪」頭の中に流れる祝福ソング。

古代より人は、マンモスなどを食していたと記憶しますが、

そのDNAは僕にも受け継がれ、「ニク=嬉しい」という、

完璧な等式が自分の潜在意識としてあるようでした。

とか、そんな理論的なことを言ってみても、

頭の中は「おニク♪おニク♪おニク♪」。

 

まな板にのせてみました。

(これでいただいた半分くらいです)

お肉に向かって一礼。合掌。

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